ち、違う

もう何年も前の話になる。父の誕生日プレゼントに、覚えたての裁縫で何かこしらえようと思った。そんなわけで、唐辛子のお守りを作ることにした。「詳しくは知らないけど、縁起物」という知識だけは脳裏にあって、これ一つで家内安全無病息災だし、生涯現役だし、安産だし受験にも合格すると信じていた。出来上がったお守りを渡すと、父は「何だこれ、でもありがとう」と言ってくれた。そして、おもむろに首にかけた。首飾りと間違えたようだった。http://www.solomogeo.mobi/